告訴状に関するQ&Aまとめ

こちらのページでは、告訴状に関する”よくある質問”を、Q&A形式にまとめて紹介しています。
告訴状を出すことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

告訴状のよくある質問Q&A

Q.告訴状と被害届は違うの?

「告訴状」と「被害届」は違います。

告訴状も被害届と同じように被害の事実を申告できるものですが、加害者を処罰してほしいという意思を伝えることもできる点等で、被害届とは異なります。

その他被害届との違いについて、くわしくは「告訴状とは?被害届との違いは?」で説明しています。

Q.告訴と告発は何が違うの?

まず「告訴」は、“犯罪の被害者その他一定の者”が、捜査機関に対して犯罪の事実を申告し、犯人の訴追を求めるものです。そして一方の「告発」は、“告訴権者および犯人以外の第三者”が、捜査機関に対して犯罪の事実を申告し、犯人の訴追を求めるものです。

つまり、告訴と告発とでは、それを行う人(主体)が異なります。告訴は「被害者を含む告訴権者」が行い、告発は「告訴権者と犯人以外の誰でも」行えます。

Q.告訴は口頭でも行えるの?

法律上、告訴は口頭で行うことも可能ですが、書面で提出されるのが一般的です。犯罪の事実や処罰意思をしっかりと適切に伝えるためにも、告訴状での提出をおすすめします。

Q.告訴状に書き方の決まりはあるの?

書式のルールなどはとくに定められていません
“犯罪事実の申告”“犯人への処罰意思”を伝える書面なので、これら2点をきちんと記載することが重要です。

一般的には、「タイトル(告訴状)」「提出先」「告訴人情報(氏名・住所・電話番号等)」「提出年月日」「告訴の趣旨(犯罪の罪名や罰条、処罰を求める意思等)」「告訴事実(詳細な犯罪事実)」「その他告訴に至った経緯など」「証拠方法(証拠資料の標目や添付書類等)」などを記載します。

Q.告訴状の提出先はどこ?

提出先は検察官または司法警察員のため、検察庁か警察署に持参あるいは郵送しましょう。一般的には警察署に提出します。

Q.犯人が特定できていなくても告訴できるの?

犯人についてよく分からない状況であっても、犯罪行為が特定できていれば告訴は可能です。

※告訴状に関する基本的な解説については、「告訴状とは?被害届との違いは?」のページでチェックしていただけます。こちらもぜひご参考ください。また、告訴状の作成やその他問い合わせについては、当サイトの専用問い合わせフォーム( https://supportyui.com/contact/)あるいは当事務所メールアドレス( contact@supportyui.com )よりお気軽にご連絡ください。